概要
通常のロンドと同時にハンドボールパスを行う練習です。頭と身体のウォーミングアップとして川崎フロンターレでお馴染みのサッカー練習メニューになっています。
足で1つ、ハンドパスで1つのボールをそれぞれ回し、鬼は手足どちらかのボールをカットしたら勝利となります。
基本は4vs1ですが、5vs1くらいまでは成立します。グリッドのサイズは少し小さ目にしましょう。目安はノーステップのインサイドキックでパスを通せる程度です。

川崎フロンターレ定番のウォーミングアップとしてもしられています。下記動画はバリエーションに記載のしっぽ取りを加えた練習です。
人数
4人~
対象年齢
小学生低学年〇
小学生高学年〇
中学生◎
高校生以上◎
ゲーム性が高いので広い年代が対象となりますが、ある程度しっかりとした止める蹴るの技術が無いと成立しないので、技術レベルに合わせて採用しましょう。
バリエーション
☆しっぽ取りを追加
しっぽ取りの要領で鬼にしっぽをつけ、ボールをカットする前にしっぽを奪われたら鬼の負けとします。周辺視野や反応、ステップワークへの要求が更に上がります。
☆ハンドパスのボールを小さくする
ハンドパスのボールを1号球等の小さいものに変えます。手での扱いにより集中する必要が出てくるので、パス回しの難易度が上がります。
コツ
☆集中して見過ぎない
複数のボールの状況を把握する必要があるので、どちらかに集中し過ぎるとミスを誘発します。自分の元にあるボールもしくは自分に渡りそうなボールを中心に見つつ。敵のもう1つのボールの状況も把握する意識を持ちましょう。
指導時のポイント
☆集中視と周辺視
サッカーで日常的に起こる、1つを中心に見つつ周囲の状況を把握する集中視と、視野には入りつつも視線の外側にあるものを把握する周辺視の2つから入る情報を同時に処理する練習です。ボールだけに集中する対面パス、ボールと相手を見るロンド、ボール2つと相手を見るこの練習と、段階を意識して採用しましょう。
☆軽い罰ゲームも活用
ウォーミングアップとしての効果UPと盛り上げを狙って軽い罰ゲームをつけてみましょう。