概要
円形で対角に向かって走ることを繰り返すウォーミングアップとして採用出来るサッカー練習メニューです。ボールをバトン代わりにし、対面に向かって走りボールを渡して次の走者が走ります。全力疾走だと怪我のリスクが上がりすぎるので競争とはせず、ランニングの強度は6割から8割程度としましょう。
走ることとコミュニケーション、視野の確保を手軽に行いつつ体を温めます。ゲーム性は薄いですが無難かつ準備が簡単なので、年令問わず取り入れやすい練習です。
やり方はシンプルで、同心円上で対面になるように偶数チームが並び、ボールを持って対面に向かって走り、対面の戦闘へボールを渡していくだけです。
川崎フロンターレがキャンプでのウォーミングアップで採用していましたので、動画を紹介します。
人数
12人~
1チーム3人×交差させる為に最低4チームとなるので12人以上での練習になります。
対象年齢
小学生低学年〇
小学生高学年〇
中学生◎
高校生以上◎
ゲーム性が薄いので小学生は様子を見ながら行いましょう。中学生以上ならまず問題ありません。
バリエーション
☆ドリブルで行う
ルックアップの難易度が上がり、少しゲーム性も出てきます。足は勿論、手でバスケットのようにドリブルしても良いトレーニングになります。
☆リフティングで行う
かなり難易度が上がりますが、ゲーム性が出ます。成立する技術があるチームで採用しましょう。
コツ
☆距離感を意識する
交差する他チームの選手やボールを渡す味方との距離を意識しながら、無駄なく動けるようにしましょう。
指導時のポイント
☆チーム分けを有効利用する
練習の構造上チーム分けが必須になるので、直後にもそのチームを流用したメニューを用意しておくと練習が円滑に進みます。