ドリブルリレー

概要

ボールをバトンとしたリレーをドリブルで行い、ミドルパワーとトラップ・ドリブル技術を鍛えるサッカー練習メニューです。
シンプルなルールにゲーム要素もあるので、年少から効果を見込める貴重なミドルパワートレーニングの１つです。
グリッドも単純でスタート地点と折り返し地点、バトン渡し位置(A)に目印のコーンを配置するだけです。
スタートからドリブルでボールを運び、折り返し地点の外側を回ってスタート地点まで戻ってきたら次走者にボールを渡します。
ボールを渡す時はA地点よりスタート地点寄りの位置からパスで次走者にボールを渡します。
最初に全走者が既定周回を終えたチームの勝ちです。

人数

４人～
各チーム２人以上✕２チーム以上で行います。

対象年齢

小学生低学年◎
小学生高学年◎
　　　中学生◎
　高校生以上◎

単純かつチーム戦で盛り上がりやすいので、小学生から採用可能な練習です。

バリエーション

☆折り返し地点のコーンを減らす
　通常１チーム１つ用意する折り返し地点のコーンを、２チームに１つ、３チームに２つと減らしてみましょう。交差時に相手を見たり、空いているコーンを選んだりすることで、単純な練習メニューの中でも選手に考えさせることが出来ます。

☆折り返し位置でのルールを追加する
　折り返しのコーンを２つ縦に並べて８の字ドリブルでの折り返しにしたり、折り返し位置にボールを止めたりとルールを追加してみましょう。

コツ

☆ファーストタッチでスピードアップ
　トラップは自分の足元に止めるのが基本ですが、試合中は大きく蹴り出してスピードに乗るべきシーンもあります。この練習メニューではそういったシーンを意識して思い切ったスタートを切ってみましょう。ただ雑に蹴るのではなく、あくまで「大きなトラップ」としてコントロールすることが大切です。

指導時のポイント

☆チームの実力差が出ないように
　単純で分かりやすい勝負事なので盛り上がりやすい練習ですが、あまり差が開くとあっさり盛り下がります。極力チーム差が出ないよう、チーム分けは指導者がある程度コントロールしましょう。