概要

パスの中にターンの要素を入れた基本的なサッカー練習メニューの1つです。
対面パスの間に1人入れるような形で行い、中心に入った選手は遠い方の足でトラップ&ターンを一連の動きで行い、逆足でパスを通します。

例えば図内左から来たパスを右足インサイドでトラップしつつ右回転でターン、左足インサイドでパスといった具合です。トラップとターンが別の動きにならないよう、足の踏み替えを素早く行うのが大切です。

人数

3人~
余りが出る場合は2人での対面パス等を行い調整しましょう。

対象年齢

小学生低学年△
小学生高学年〇
   中学生◎
 高校生以上◎

シンプルですが実戦で非常に重要なプレイなので、各年代に効果を期待出来ます。ただしゲーム性は無いので、小学生に採用する場合は時間を短めに設定しましょう。

青森山田高校のパス&ターン

青森山田高校が公開したパス&ターン練習を紹介します。

☆パススピードに拘り
 青森山田高校の練習全般に言えることですが、非常に速いパスを意識しています。「パススピード」の声も聞こえますね。

☆両サイドはダイレクトでテンポよく
 中央はトラップ・ターン&パスで2タッチですが、両端の選手はダイレクトでテンポよく繋いでいます。

指導時のポイント

☆リズム感を大切に
 トラップ、ターン、パスと1つづつ考えてしまうと上手くいきません。流れの中で連続的に出来るようリズム感を大切にしましょう。慣れるまではコーチが手を叩いてリズムを作っても良いですね。