概要

ゲーム形式のシュート練習と言えるサッカー練習メニューです。
ペナルティエリアを2つ組み合わせたサイズのコートを4vs4で広々と使い、少しでもシュートコースが空いたらシュートを撃つ技術と意識付けを目的として行います。
シュート練習と同様にゴールキーパーの練習にもなるので必ずゴールキーパーを入れましょう。ただし、ゴールキーパーのシュートは禁止です。
ボールがアウトしたら全てゴールキックでスタートします。
ゲームは2~3点マッチが基本ですが、トランジションが多く疲れる練習なので状況によっては時間で区切りましょう。
他のゲーム練習とは違いプレスが効き過ぎてもコートが広過ぎても効果が下がります。どうしてもシュートが少ないようならコートサイズはそのままで、フリーマン(常時攻撃側)としてシュート禁止のプレイヤーを1人入れましょう。

人数

10人~
フィールドプレイヤー4人vs4人とGK2人合わせて10人が基本です。上記の通り疲れやすい練習なのでバテた状態でダラダラやるよりも、4~6チームくらいつくってどんどん入れ替えた方が効果が上がります。

対象年齢

小学生低学年✕
小学生高学年✕
   中学生〇
 高校生以上◎

ゲームとしては中学生でも成立しますが、ほぼ全面をシュートゾーンとして使えるキック力がつくのは高校生くらいになってからだと思います。

コツ

☆抜くより外す
 ほぼ全面シュートゾーンになるので、相手を抜いて躱すのではなく一瞬ズラしてシュートを撃つ意識が大切です。綺麗に抜く意識ではなくシュートへの最短距離を探しましょう。

☆ペナルティエリアのサイズを意識する
 敵陣が全てエリア内という意識を持ちましょう。エリア内でコースが見えたらためらわずシュートを撃つという意識付けが非常に重要です。

指導時のポイント

☆名前が大事
 シュートの意識が低いと普通のゲームです。「これはシュートゲームだ」というメッセージを強く伝え、一瞬でもコースが見えたら撃つことを意識するように誘導しましょう。

☆勝ち残りで盛り上げる
 この練習が最も盛り上がるのは2点マッチ・勝ち残りです。少ない得点数でどんどんチームを入れ替え、高い強度を保ちましょう。