概要
3人組3チームによるロンドで、多色ビブス練習が機能する際小ロットのサッカー練習メニューになります。
1チーム3人を鬼とし、残り2チーム6人でボールを回します。
難易度が高いのでグリッドは慣れるまでは通常のロンドより少し広めに設定しましょう。形状は正方形が基本です。
通常の4vs2・5vs3ロンドをある程度こなせることが前提となるので、コツや指導時のポイントについては通常のロンドのページも確認してください。
※4人×3チームの8vs4でも同様の練習が可能です。ただし、この後9vs3やゴール付きと発展させることを考え、3人チームで行うことを推奨します。
鬼の入れ替えはトランジションの練習の為に奪ったチームと奪われたチームの入れ替えにします。
人数
9人~
同じく多色ロンドの4vs2と組み合わせる等して、出来るだけ余りが出ないようにメニューを組みましょう。
対象年齢
小学生低学年✕
小学生高学年△
中学生〇
高校生以上◎
問題無く5vs3のロンドが出来るくらいの技量が必要になるので、中学生にはやや難易度が高い練習です。
バリエーション
☆同色バス禁止
同じ色へのパスを禁止します。このロンドでは2チームが交互にパスを受けることになります。出来るだけ2色交互になるようなポジションを取るのがポイントです。
☆リターン禁止
受けた相手に戻すパスを禁止します。パスを出したら逃げるように動き、次のパスを読んで再度ポジションを取るのがポイントです。
☆タッチ数制限
タッチ数を制限します。2タッチ以内・全て2タッチ・2タッチ&ダイレクト交互 等があります。他のルールの思考時間を更に短くします。
コツ
☆頭を休ませない
通常のロンドとは違い、必ずパスを回すこと以外に頭のリソースを使う必要があります。
☆中央に1人立つ
交互に立つことに気付くと、5vs3で学んだ中央に立つ大切さを忘れがちです。一番難しい場所に1人立つことでパスが円滑に回ることを常に頭に入れておきましょう。
指導時のポイント
☆まずはルールだけを与える
最初からポイントを全て教えず、まずはルールだけを選手に投げましょう。例えば「同色パス禁止」で2本程度やってみてから「どこに立つべきだと思う?」といった具合です。考えながらプレイすることが目的なので、選手が考えるポイントを教えすぎで奪わないよう注意するのが大切です。
☆慣れさせない
「ルールに慣れる」のではなく、「考えながらプレイする」ことが目的です。選手が完全に慣れる前にルールを変更し、次のメニューに移りましょう。バリエーションに記載したルールを入れ替えたり組み合わせたりして、一通り終わったら次のメニューといった具合です。