概要

主にミドルパワーの向上を目指すサッカー練習メニューです。
距離もしくは時間によりダッシュとジョギングを繰り返すトレーニングで、一般的に個人で行う場合は距離(目印)、チームで行う場合は時間(指導者の笛)で区切ります。
効果の高いトレーニングではあるのですが、非常に負荷が高いのでかなりハイレベルなモチベーションを要求します。また、トラック等折り返しの無い広いグラウンドの使用が必須であることに加え、非常に練習中声を出しにくいので、チーム単位で行うサッカーのフィジカルトレーニングとしては導入とモチベーション意地のハードルが高くなっています。

人数

1人~
個人でも行えますが、使用スペース等を考えるとダッシュシャトルランの方が採用しやすいように思います。

対象年齢

小学生低学年✕
小学生高学年✕
   中学生〇
 高校生以上〇

小学生には負荷が高過ぎる上にモチベーション意地が出来ないので行うべきではありません。中学生以上かつトラックの使用が可能な部活動等、かつ選手数が30人以上いるような競争率の高い環境で、メンタルトレーニングを兼ねて行うのが現実的でしょうか。他に有効かつサッカーチーム向けのミドルパワートレーニングはあるので、あまり拘り過ぎる必要は無いように感じます。

指導時のポイント

☆サッカーの練習であることを意識する
 所謂素走りの練習でありがちなのですが、辛さに押されて試合中使えない顔を落とした走り方になってしまう選手をよく見ます。試合中はただ走るのではなく周囲を見て考えることがセットになるので、素走りの練習でも視線が落ちないよう指摘しましょう。