裏返しゴールゲーム

概要

ゴールを裏返しで置いて行うゲームトレーニングで、サイド攻撃を中心とした組み立てを学ぶサッカー練習メニューです。
ゴールはゴールラインに向けてゴールエリアのライン上で裏返しに設置し、それ以外は紅白戦と同様のルールで行います。

人数

２２人
基本的に紅白戦の１パターンとして行います。

対象年齢

小学生低学年△
小学生高学年〇
　　　中学生◎
　高校生以上◎

主に中学生以上に対し効果的な練習ですが、代わり映えがして面白いルールなので小学生にも有効です。ただ小学生が１１対１１でピッチを使い切るのは難しいので、８対８くらいに調整した方が良いかもしれません。

コツ

☆『抉る』サイド攻撃の練習に

　中央突破ではゴールにたどり着けないルールなので、必然的にサイド攻撃が重要になります。特にタッチライン際を駆け上がるよりも、少し内側のゴールライン際深い位置(図内青点線)を狙った攻撃が有効です。この位置は通常のルールでも得点に繋がる可能性の高いエリアなので、積極的に抉る攻撃を狙ってみましょう。

指導時のポイント

☆アドバイスは控えめに
　サイド攻撃が必要なことは少し考えれば分かることですが、この「少し」は選手が自ら考えられるようにしましょう。最低限「この練習はサイドから攻めなければ得点出来ない」というところまで選手がたどり着いてから、「より深い位置で抉るようなサイド攻撃を狙ってみよう」とアドバイスしましょう。 抉るサイド攻撃 は通常のルールでも得点に繋がる可能性が高いので、最終的にはこの練習が抉るサイド攻撃の意識付けになれば大成功です。