練習を読み解く(川崎フロンターレ:2023/1/29)
今回は川崎フロンターレの二次キャンプ動画を見ていきます。
ウォーミングアップ[0:04]
軽いジョギングにランジ等を交えてゆっくりと身体を温めています。
トランポリンテニス[0:22]
呼称は勝手につけました。3vs3のチームで卓球のようにトランポリンを経由して相手に返していくゲームのようです。終始笑顔が見えている通りコミュニケーションが主目的のウォーミングアップでしょうね。
3vs1ロンド[1:35]
メジャーなロンドです。特にグリッド等は設けておらず和やかなムードですね。どちらがいいということはありませんが練習全体、中でもウォーミングアップでの雰囲気が昨日記事にした鹿島の動画とは全く違います。
パス練習[1:47]
グリッドを使用してのパス練習です。川崎Fのトレーニングは対面でのパスが基本的に無いのが特徴で、この練習も視野の確保や体捌きを要求する内容となっています。
シュート練習[1:57]
シュート練習ですが、一瞬で動画が切られていて状況がしっかり映っていないので、内容については後述します。
ヘディングクリア練習[2:08]
遠くに飛ばすシンプルなヘディングの練習です。ジェジエウヘディングの威力がよく分かります。
シュート練習[2:20]
間にヘディングクリア練習が入っていることから、シュート練習と同時進行でやっていたのかもしれません。ジェジエウが両方に参加しているので、ポジション別ということもなさそうですね。DFに見立てた壁を配置しておりサーバーが浮き球を供給していることから、ルーズボールのシュートを想定していると思われます。やっぱり雰囲気が和やかだなと思いますし、質の高いシュートを狙いつつもGKとの駆け引きを楽しんでいる印象を受けます。
最後に
公開された動画自体が短く練習もシンプルな内容が目立った為に書くことの少ない回となりましたが、個人的にはそれ自体に意味があると思っています。トレーニングマッチも始まりましたし、おそらく動画化出来ない戦術練習が増えてきたということでしょう。指導者としては戦術練習こそ良い雰囲気とフレッシュな頭で望んで欲しいでしょうから、飽きさせない多彩な内容でコミュニケーションを重視することに腐心しているはずです。プロ仕様のハイレベルな練習は見てて映えますが、今回のようなシンプルかつ工夫のある内容は指導者の参考になりやすいのではないかと思います。
とはいえこの内容で何度も記事を書くのは少し内容が物足りなくなってしまいますかね。ということで明日以降は川崎Fの動向も確認しつつ、また他のチームからも動画を探してみようかと思います。