練習を読み解く(浦和レッズ:2023/1/13)
今回は浦和の練習を見ていきます。浦和は新監督、しかも外国人監督ということで、練習内容を見るのがとても楽しみですね。また、浦和は神戸と同様に複数日を1つの動画にまとめているので、日毎に変えているものと毎日変えずにやっていることをしっかり拾っていきたいと思います。
ウォーミングアップ①[1:12]
一般的なステップワークで身体を温めています。所謂ブラジル体操ですが、この後もウォーミングアップに相当する練習が続いていることからそんなに長い時間はやっていないと思います。
ダイレクトパス[1:47]
3人が直線状に立ち、中心の1人が前後交互にダイレクトパスを返すパス練習です。基礎的なパス技術のトレーニングをしつつステップワークを入れることで念入りに身体を温めているのでしょう。
ウォーミングアップ②[2:00]
サーキット系のウォーミングアップです。ミニハードル、ダイレクトパス2回、ポールをつかってのステップワーク、ラダーと続いています。
ゴールキーパー練習[2:51]
練習着の色を確認すると、最初からGKは別メニューを行っていたようですね。一瞬ですがシンプルなキャッチング練習をしているのが分かります。
5vs2ロンド
5vs2の一般的なロンドですが、ボールを奪われた時にパサートレシーバーの2人が別のグリッドに移動して鬼になるようです。
ランニング[3:10]
確証はありませんが、おそらくローパワーを鍛えるペース指定の時間走と思われます。キャンプ序盤ということで怪我を防ぐ土台作りでしょうか。
ストレッチ[4:15]
ここから翌日です。マットとストレッチポールを使用したエクササイズですね。体幹に刺激を入れつつ、もも周りやふくらはぎの柔軟性を高めるトレーニングです。前日のウォーミングアップは大幅にカットされているように感じたので、もしかしたら毎日やっているのかもしれません。
ウォーミングアップ③[4:45]
ミニハードルを使用した動的ストレッチ、ラダー、ステップワークと続くウォーミングアップです。十字にグリッドを組み、サーキットのように各グリッドを回っています。
パス練習[5:36]
あまり見たことが無いタイプのパス練習です。ウォーミングアップで使用した十字のグリッドを流用し、外から中央へパス、直角にトラップして外へパスという流れで人とボールが回り続けています。
ウォーミングアップ④[6:11]
ここからまた日が変わります。最初は①とほぼ同じですが、[6:49]からは反応のトレーニングが入っており、多少目先を変えているのが分かります。ただ、他チームと比べるとウォーミングアップの軸になるメニューはそれ程動かしていない印象ですね。
6vs2ロンド[7:24]
あまり見ない人数のロンドですが、内容は一般的な4vs2、5vs2と同様ですね。中央には立たず、正方形グリッドの外周に6人が入っています。人数が多いことでボールはよく動いており、どちらかというとリラックスムードに見えます。守備強度を上げようという印象を受けないのは、翌日にトレーニングマッチを控えていることからそもそもこの日の練習はペースが控えめなのかもしれません。
トレーニングマッチ[8:50]
この日は初の対外試合だったようで、沖縄SVを相手に5-1で勝利したとのことでした。
全体を通して
今日の記事は内容が薄くてすみません。と謝ってはみましたが、正直言って私がこの動画から読み取れるのは上記の内容で精一杯でした。1つ1つの練習に対する動画が短いですし、メニューもかなり絞られた、おそらく1日のメニューの序盤のみが掲載されているのだと思います。その中で1つ確信を持って言えるのは、「浦和は動画外の練習がかなり多い」ということですね。動画タイトルに「シーズンを戦い抜く為に身体を追い込む選手達・・・」とありますが上記のメニューに身体を追い込むような内容は全くありませんし、戦術練習はおろかゲームトレーニングも全く動画に入っていません。全体を通して読み取れることはといえば、「選手達は元気でやってます」くらいだろうというのが正直なところです。動画に掲載していないだけなのか記者レベルにも非公開なのかは分かりませんが、もう少し指導者の色が出る練習を見たかったですね。ちなみに現時点でアップロードされている動画はどれも同じ様なイメージでした。
文句のようになってしまいましたがスコルジャ監督のトレーニングがどんなものなのか興味があるのは本当なので、今後アップロードされる動画も継続的に追ってみて、もし良いものがあれば改めて記事を起こしたいと思います。